岩佐かおり 自己紹介します!
私は、酪農家に生まれ、
小さい頃に酪農家は「アホではできん!」と言われ
その道はやめたものの、
大学受験の時に
「獣医になれば家の役に立てるかも?!」と思い、
口に出してみたら
周りの大人は
今振り返っても不思議なことに、
誰一人笑うこともなく応援してくださり、
自分の学力ではいけるハズもない
麻布大学獣医学部に推薦入学できました
しかし
もともとが勉強ができたわけでもないし
好きでもない!
今思うと、
自分のことを顧みずに
「獣医になりたい!」とよく言った・・
大馬鹿者😅
加えて
大学に入って
最愛の母を亡くし
今思うと、
両親がしている酪農を助けるために
獣医を目指していたので、
自分が何の為に獣医になりたかったのか
目的を失ってしまっていました。
それに加えて
元々実力もない・・・
それが,
4年で留年したおかげで
一緒に入学した友達が
卒業する時に
「獣医になりたいんなら
絶対ここで働きたい!って思う就職先を見つけて
そこで働く!って決めて、
その為になら国家試験頑張れるでしょ!
来年一年、
机に座るところからでもいいから
とにかく勉強してみたら?!
そうしたら
奇跡が起こるかもしれない!!・・」
っていってくれたんですね。
私は、
その言葉で目が覚めて、
とにかく一生懸命
友達にも一緒に勉強してもらったりして
そのおかげもあって
国家試験に合格することができ
念願の
NOSAI広島に入らせて頂き
牛の治療を勉強させていただきました。
そして3年半が過ぎた頃
滋賀の実家の父が
膝が悪くなって入院したのを機に
実家の滋賀に帰りました。
しかし、
牛の仕事なんて
そんなに上手くあるはずもなく
しばらく、犬猫病院で働いていました。
ちょうどその頃、
地元のJAが合併して
畜産農家も多くある地域だったので
牛の妊娠鑑定をする獣医を探して
おられたのです。
それまで携わってきた診療の中で
牛の妊娠鑑定というだけを担うこと
に最初は,
がっかりはしましたが、
今までと違う視点で
農家に向き合ういい機会と捉え
自分で色々なセミナーなどにも参加したりして
自分ができることを探し続けてきました。
酪農女性の集い
酪農座談会
など
いろいろなこともしました。
とにかく現場で
農家が元気にする!っていう
気持ちだけでした。
しかし
時代の流れや
農家の高齢化もあり
どんどん農家が廃業していくのをみてきました。
自分が決めたように
やめていかれる方はいいのですが、
怪我や病気でやめて行かれる方もおられました。
うちの父も病気で
好きな牛飼いを
何も出来ず、
私なりに励ますつもりで
「今まで好きに生きてきて、
今やめたら中途半端に、
変わってるだけ。
誰が何と言おうと最後までやったら
“変わりもん“って認めたる!」と
父に何度となく言っていた
のが、
“変わりもん”という言葉でした。
その後
私自身も結婚をして、
母となり
家族が優先となると
それまでのようには
動けなくなってしまっていましたが
気持ちの中では
父を励ましていました・・
今思うと
家族を理由に自分が
自分で動けなくしていたように思います
そんな時に
コロナがあり
冒頭の
「笑って生ききる!」
という言葉を私に教えてくれた娘。
それから
私の中で何かが変わり始めました。
そして
約20年務めたJAを辞め
「かおりんのゆりかご院」という
牛の妊娠鑑定と
繁殖を中心に
開業してみたものの・・・
何かが違ったんですね。
今まで組織の守られて
その看板のおかげで
仕事ができていたんだ
と痛感しました・・・
それに
獣医になれたものの
自分が至らないことは
自分が1番よくわかっています・・・
だから自分は
こんなもんって思っていたんです・・・
でも
それに負けたくなくて
自分なりに現場で
できることを探し続けていました。
そして
それに甘えて
いつの間にか
考えることを辞めて
しまっていたんだ・・・
それが
楽だったから・・
でも
元々みんなとおんなじことを
したくない性格だったんでしょうね・・
ついに変わろうと決めたんですけど・・・
長い年月の癖は
なかなか抜けないもので・・・
今現在も家族は
応援してくれています・・・
自分の時間を持てるようになって
この一年で
よく眠れるようになった!
娘が今の方が
穏やかになって良いと言ってくれる!
自分の時間を
より大事に考えるようになった!
そうすることで、
自分を振り返る時間が持てた!
忘れていた自分や
本当の自分。
私は
奇跡で獣医になれたと思ってきた
今まで話してこなかったことを
人に話したりするようになって
「獣医になるべくしてなった・・・」
と言ってくれる人もいて
驚いたと共に嬉しかった!
意固地になって生きて来ていたなぁ
って思う。
もうそれもやめて、
私自身で生きていくことにしました!
働いていた時
内緒にしていた
少林寺も
お花も
私の大切な一部だった・・・
もう普通でなくてもいいかな🤗
娘にも
お母さん“変わりもん“なんだから
「私“変わりもん”なんです!」って
書けばいいやん!
って言われています😅
そんな私です。
よかったら
暖かい気持ちで
細く長くお付き合いくださいね🤗
取り止めのない長文を
最後まで読んでいただいた皆さま
本当にありがとうございます❤️
“変わりもん“がいいじゃない?!
by, 岩佐かおり
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